武田舞彩のファンクラブメンバー限定イベント『武田舞彩の秘密基地 vol.2』が、12月21日にArtist Lounge TOKYOにて開催された。
トーク内容は口外禁止。SNSなどにも絶対に載せてはいけないというルールのもと、大幅に人数を絞って行なわれるこのイベント。参加するファンのメリットとしては、“厳戒態勢下でのギリギリアウト”な武田舞彩のトークとミニライブでの初披露の新曲をいち早く聴くことができること、加えて、ワンマンライブでも決して行なわないツーショットチェキを唯一撮ることができるというのが挙げられる。一方でデメリットといえば、武田舞彩が毎回しゃべりすぎるため、イベントの予定終了時刻を1時間以上オーバーし、終了時間がまったく読めないということが2回連続で続いていることであろう。
……まあこれは見方によってはメリットなのかもしれないが。
イベントの司会進行には、前回に引き続き、2018年に実施された「芸人1000人にアンケート‼︎本当に面白い芸人ベスト10」の第1位に選ばれたお笑いコンビ・三拍子から久保孝真が登場。もはや武田舞彩にとっては同じ事務所の兄貴分。全幅の信頼を寄せて破天荒なトークを好き勝手に繰り広げる。久保のほうも前回で武田舞彩が何たるかをこれでもかと思い知らされたのであろう。すべての発言に対してシャーロック・ホームズか江戸川コナンかという深い洞察力を発揮して、真実を白日の下に晒していく。
そんなやり取りの応酬に、観客からは爆笑に次ぐ爆笑が沸き起こる。そして林マネージャーの仕掛ける奇想天外な展開に狼狽を隠せない舞彩。今の武田舞彩だからこそ可能となった秘密のエンターテインメントが、今回も存分に繰り広げられていた。
ミニライブでは、「わからずや」「12月20日」「Goin’ my way」の3曲を含む6曲を披露する。アイドル時代より音域が広がり、声の芯も強くなったボーカルに加えて、今回のライブではパーカッシブにギターを奏でるなど演奏面でのさらなるスキルアップが表面化。“ギタリスト・武田舞彩”を目指したいというくらいに本人のギターへのモチベーションも高く、演奏技術はさらに向上していくことは間違いない。
さて、冒頭に触れたとおり、本イベントの内容は一切表には出してはいけない。ゆえにこれ以上、イベントについて触れることは控えたいと思う。
なお、この日、武田舞彩は、本人曰く「調布に旅行に行く夢」を見てしまったために起床時間が大幅に遅れ、当初の集合時間に自宅を出発。会場に向かう道中にパンを食べながら、コンタクトをしてくること、そしてイベントで必要だったアイテムを丸ごと忘れてきたことに気づいたのである。
一方、イベント終了後の打ち上げでは、事務所スタッフに加えて、彼女の姉・arisaとも合流。姉妹が揃ったことで猛烈な勢いを増した舞彩は、“忘年会の前夜祭”などという意味不明な供述を繰り返しつつ、またひとつ、貴重な体験をしたようである。
なお、この話については、彼女のファンコミュニティー『舞彩組』の中で語られるかもしれないし、次回イベント『武田舞彩の秘密基地 vol.3』のネタになるのかもしれない。いや、「アーティストイメージを守るために絶対に表に出してはいけない」というマネジメント判断で、お蔵入りになるのかもしれない。
「……100%お蔵入りだな。」
個人的にはそう思っている。
武田舞彩は、2020年3月20日(祝・金)に 『武田舞彩 3rd Live ばんどライブで覚醒かも』を代官山LOOPにて開催する。