武田舞彩、金髪で『Girls’ Acoustic Live Stage』に登場

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武田舞彩が12月12日に銀座のヤマハホールにて開催された、若手の女性ソロシンガーが集まる弾き語りライブ『Girls’ Acoustic Live Stage』に登場した。

Maaya Takeda

反田葉月、⻑久玲奈、原田珠々華、村田寛奈、そして武田舞彩のラインナップで行なわれたこのイベントは、チケットもソールドアウト。ヤマハが誇る音響技術とノウハウを結集した抜群のホール環境で、武田舞彩は上京体験を描いた「東京」から自身のステージをスタートさせる。もっとも、この日ばかりはその歌声よりも先に、観客は彼女のビジュアルに目を奪われたに違いない。

 

なんせ裸足でステージに立っている武田舞彩が、金髪なのだから。

武田舞彩

遡ること数日前。特に制約が発生する時期でもなかったので、マネージャーから髪型について「自由にしていいけど金髪はやめてくださいね。」とだけ言われて、舞彩は美容室にいた。そこで彼女は、なんの気もなく「(自分の)最終形はテイラー・スウィフトなんですよね。」と、話したのだという。

テイラー・スウィフト。それは舞彩にとって憧れの存在。舞彩の使用ギターがテイラー・スウィフトと同じモデルのテイラー・K24ce(しかも現行のモデルではなく廃盤となったフローレンティンカッタウェイモデル)なのも、彼女に少しでも近づきたい、彼女のようになりたいという憧れからである。

 

「最終形はテイラー・スウィフト」

 

この言葉は、通常だと「いつかはテイラー・スウィフトみたいになりたい。」という意味に捉えることができるだろう。しかし、言葉というのはTPOによって様々な捉え方ができてしまう。秋田美人の女優が言う「あの人落としてみようかな」と、霊長類最強女子が放つ「あの人落としてみようかな」では、同じ言葉でも意味がまったく変わってくるということが少し前にインターネット上をざわつかせた。

 

さて、武田舞彩である。美容室という場所で発言した「最終形はテイラー・スウィフト」という言葉がどのような意味を持つのか。それを想像するよりも先に、彼女は睡魔に負けていた。そしてすべてが終わって彼女が再び目を開けた時、鏡に映っていたのは、これから時間をかけて着実にひとつひとつ飛び越えて行こうと思っていたものを一気にすっ飛ばした最終形のビジュアル。つまり「最終形はテイラー・スウィフト」という“オーダー通りの”金髪姿だったのである。

武田舞彩

 

武田舞彩

 

武田舞彩

 

「まあ、今日は金髪も初お披露目ということで。みなさんの前に立つために気合を入れたっていう。でも「金髪にするな」って言われたとしても、自分の人生なんだし、「自分らしく行こうぜ?」ってことで。」

 

と、笑顔で話す舞彩と、冴え渡る“武田節”に爆笑する観客。舞彩にとってはそんな経緯で金髪になった自分自身も“自分らしさ”のひとつ。そんな信念(?)を込めた「あげだしっ」で、言葉を吐き捨てるように吼えれば、観客は鈍く光るナイフのようなパフォーマンスに拍手喝采である。

 

武田舞彩

自分の持つ激しさをチラ見せした舞彩は、次に、芸能界という特殊な世界で育ったがゆえに子供の頃から自分自身を殺してきたという日々を綴った「ねこ」を弾き語る。切なさと苦しさを滲ませた彼女の叫びが、楽器にも使われているという木材をふんだんに用いられたヤマハホールに広がり、そして残り香のような残響を吸収していく。

 

オーディエンスは舞彩の歌を耳にして、そこに脈打つ彼女の経験を想像し、心を揺さぶられる。そして自分自身の過去を重ねて、いつの間にか引き込まれてしまう。彼女の楽曲が他よりもひときわ強い求心力を持っていたのは、作品の中に、常にフィクションとリアルが交差する瞬間を内包しているから。物語が持ち合わせていない、説得力と熱を帯びた言葉たち。それが散りばめられているのが武田舞彩の作品であり、シンガーソングライター・武田舞彩としての今のアイデンティティーである。

武田舞彩

 

終演後には、SNSで「#GALS」のハッシュタグなどで検索すると、ライブに足を運んだ観客からの感想として、自分たちの応援しているシンガーとは別に「武田舞彩のステージがよかった」という言葉が数多く見られた(「(金髪だったという意味で)武田舞彩が本当に超サイヤ人になってた」という言葉もあったが)。また「武田舞彩がいいライブをしていた」という事実は、この界隈の関係者の間でも情報として回ったようである。

 

しかし、もちろんヤマハホールの音の広がりなど音響面の素晴らしさはあったとしても、彼女はいつもと変わらない、普段どおりのライブをしたに過ぎない。

 

そう、あくまで彼女は、普段どおり“前回を超えるライブをした”に過ぎないのである。

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