武田舞彩が12月11日にSHIBUYA TAKE OFF 7で行われた『ユカリズムvol.8』に出演し、新曲「WOKE -銀色の都会-」を初披露した。
ユカリズムは、TAKE OFF 7のイベントにて武田舞彩とも共演したYUCARIの自主企画ライブイベント。「女性シンガーソングライターとよしもと芸人の異種格闘技戦」というコンセプトで、ひとつのイベントで歌とお笑いを楽しめるものとなっている。
イベントのトップバッターとして登場した武田舞彩は、YUCARI主催の本イベントについて「家にいる時間が増えてコロナで孤独を感じることもあったんですけど、こうして人のつながりを感じられるイベントに出ることができて嬉しいです。」と一言。コロナ禍の最中に書いた「Truth Proof」の、静寂の中で起こる衣擦れのようにマイクに集音されるブレスからステージをスタートさせる。
注目の新曲「WOKE -銀色の都会-」を歌うにあたって、舞彩は現代を“生きづらい時代”だと話す。それは今年、日本のエンターテインメント業界を覆い尽くした不意の悲しみたちもそうだろうし、自分と向き合う時間が増えたことで、彼女自身、何かしら思うこともあったのかもしれない。だからこそ「もう少し生きやすい時代なってほしい」という願いが込められた楽曲が、この「WOKE」だと明かした。
そして披露された「WOKE」は、これまでの武田舞彩の楽曲とは明らかに少し何かが違っていた。メロディーがそう思わせるのか、曲の構成か。あえて言葉にすると完成形。武田舞彩がギターを手にしてからこれまで披露してきた楽曲は、どこかしら荒削りな部分があり、だからこそ現状からどう進化していくのかという期待も高かった。言うなればそれは、彼女が楽曲を世に放った瞬間からひとつ上のレイヤーでの進化が始まるかのような。一方の「WOKE」は、ひとつの完璧なメロディーを持って生まれ披露されたような作品。これまで武田舞彩のソロのステージを観てきた人なら「武田舞彩にはこんな曲もあるのか。」と、驚くはず。
そんな、彼女の曲の幅を広げる1曲となっていた。
さらに翌週12月17日には、武田舞彩は2020年ラストのステージとして代官山LOOPで開催された対バンイベント『Flavor』に出演した。年内最後ということもあってか、このステージでは新曲「ロマンスドール」に加えて、長きに渡って彼女の所属事務所を支えてきた大先輩・松田聖子のカバーなどを披露。新型コロナウイルス感染症の世界的流行の影響を受けて、彼女自身にとっても3rdワンマンライブの中止などなど想定外と波乱に満ちた2020年のステージを締めくくった。
なお、2021年の武田舞彩は、1月23日(土)代官山LOOPのステージからスタートする。