9月20日、大田区総合体育館に熱気が満ちていた。東京女子プロレス『WRESTLE PRINCESS Ⅵ』の開催だ。
本大会のメインイベントは、まさに力と技の激突だった。第15代王者・瑞希と挑戦者・渡辺未詩による「プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負」。リングに立つ二人の表情からは、ただならぬ闘志が滲み出ていた。
試合が始まると、未詩のパワーファイターとしての本領が発揮された。得意のショルダータックルに変型ジャイアントスイング、さらには雪崩式パワースラムと、圧倒的な力技で王者・瑞希を追い詰める。技が決まるたびに、観客席からはその迫力に圧倒される声が上がった。
対する瑞希も技巧派として応戦する。ダイビング・フットスタンプや、持ち味である渦飴(回転式ボディーアタック)で会場を沸かせた。力対技という構図が鮮明に浮かび上がる中、どちらが制するのかまったく予想がつかない展開だ。
そして試合の終盤、決定的な瞬間が訪れる。未詩が初公開となる旋回式ティアドロップを炸裂させたのだ。瑞希がマットに叩きつけられる音が体育館に響き渡ると、会場は誰もが息を呑む。そしてそのままカウント3。
力と技の激突を制したのは渡辺未詩。初披露の必殺技で第15代プリンセス・オブ・プリンセス王座への返り咲きを果たした瞬間である。
新たな武器を手に頂点を奪還した未詩の表情には、達成感と安堵、そして対戦した瑞希への敬意が垣間見えた。
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— TJPW 東京女子プロレス (@tjpw2013) September 20, 2025
WRESTLE PRINCESS Ⅵ (大田区総合体育館)
📢メインイベント試合速報
死闘に終止符を打ったのは、初公開となる旋回式ティアドロップ! #tjpw #tjpwWP6 pic.twitter.com/aJDT2Z9c00
※以下、観戦しながら客席から撮影した写真。すべて、Canon EOS R7 / EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM で撮影(EF-EOS Rマウントアダプター使用)。
画像で見る「プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合 30分1本勝負」瑞希vs渡辺未詩 <1>






関連リンク
瑞希 mizuki X
渡辺未詩🎀Miu Watanabe🌷 X
『週刊プロレス』2025年 10/08号(大田区総合体育館大会について掲載)
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