You Kikkawa performed a new song “Yellow Butterfly” on her show “YOU KIKKAWA SPECIAL LIVE” on October 13th.
The lyrics are written by herself on her regular broadcasting program on SHOWROOM, and the song was written by Yosuke Sakanoue who composed her popular song “Konna Watashi de Yokattara” and “Zuto Zutto Zutto Kimi ga Suki da”.
It was for the first time that Kikka made lylics the song.
吉川友のワンマンライブ『YOU KIKKAWA SPECIAL LIVE〜 Swallowtail Butterfly 〜』が、10月13日に初台 The DOORSにて開催され、きっか本人が初めて作詞に挑戦した新曲「Yellow Butterfly」が初披露された。
本楽曲は、彼女のSHOWROOMレギュラー番組で視聴者とともに制作がスタート。9月29日に行なわれた特番では作曲を担当するサカノウエヨースケをゲストに招いて、「Yellow Butterfly」というタイトルも決定した(もっとも、この日に歌詞も完成し、そこから2週間でサカノウエがアレンジも含めて曲を仕上げたという楽曲でもある)。
ライブは、過去にサカノウエヨースケが楽曲提供した「「すき」の数え方」からスタート。台風19号の影響で一時は公演の開催自体危ぶまれたが(この日、お昼に同ライブハウスにて開催が予定されていた公演『アップアップガールズ(2)アオハルOctober』は、公共交通機関の計画運休などの状況を鑑みて中止となっている)、世間が大変な時にエンターテインメントの世界の人間ができることといえば、いつもと変わらない笑顔、いつもと同じエンターテインメントを届けること。だからこそ、たとえ前日に関東地方が台風の直撃を受けたことでリハーサルができなくても、きっかおよびきっかバンドはステージに立つ。それぞれが周りと呼吸を合わせ、音と必死に格闘しながらセッションを行なっていたのは、ライトに煌々と照らされたステージの影に潜んでいた事実である。
「私、今自分の曲が60曲くらいあるんですけど、その中でも「こんな私でよかったら」は、男性も女性も、海外でも好きって言ってくれる人が多くて。ハロー!プロジェクトのメンバーの子もバースデーイベントで歌ってくれるらしいんです。めちゃくちゃ嬉しいじゃん!? 『後輩が私の曲を歌ってくれる』→『私がその子を好きになる』→『Twitterでその子のことを「好き」って言う』→『ネットが荒れる』。……荒れるの。」
これまたサカノウエヨースケが生み出した吉川友の代表曲「こんな私でよかったら」を歌い上げた後のMCで、きっかは自分を取り巻く昨今のインターネット事情について言及する。
「最近の疑問なんだけど、私が「この子かわいい。この子好き」って言うと、「吉川友がこいつを狙ってる」ってネットが荒れるの。最近の謎。ニッポンノD・N・A! ……だから最近発言を控えようと思って。でも、誰でも大好きって言って、ファンの方が「この子好き。この子も好き」っていう気持ちがわかった。私、言葉悪いですけど『KSDD』です。よろしくお願いします。」
前半、アップテンポな楽曲で会場の熱気を高めたのち、「会いたくなったら」に「TO BE…」のバラードコーナーへ。バンドライブのよさといえば、音の迫力はもちろん、心の機微にも似た、その日、その会場における細かいニュアンスまでも曲に盛り込まれる点。バラードでは、シーケンサーのクオンタイズとはまた異なった、曲に合わせた細かな音やテンポの揺れが吉川友の歌声と混じり合う。そんな血の通った、想いの乗った音楽が、フロアに絶妙なグルーヴを生み出していた。
「私、来年の5月11日にデビューして10年目を迎えるんです。なので、これまで挑戦したことなったことに挑戦しました。吉川友、詞を書きました。」
そしていよいよ新曲「Yellow Butterfly」の披露へ。きっかの伸びやかなハイトーンから始まるこの曲は、吉川友が芸能界に足を踏み入れてからのことを綴った。順風満帆ではなく多くの挫折も味わった10年。卒業していく仲間たちと、それを見送りながら、その仲間のぶんまで飛躍せんとするきっかの決意が盛り込まれたアップテンポなナンバー。オーディエンスも初めて耳にするメロディーながら柔軟にコールを入れていく。2階からサカノウエヨースケが見守る中、階下で繰り広げられたのは、吉川友ときっかバンド、そしてオーディエンスによるぶっつけ本番のセッション。迫力の演奏と熱を帯びたパフォーマンスに観客からは「最高!」の声も飛び、大きな歓喜の中で、このお披露目をもってついに同楽曲は完成したのだった。
「この曲も10年目に向けてみんなで温めていきたいなと。何らかの形で、世に“輩出”していけたらいいなと思っていますので、吉川友と「Yellow Butterfly」の応援よろしくお願いします。」
その後も「アカネディスコ」「URAHARAテンプテーション」などアッパーな楽曲で狂喜乱舞な空間を作り出してライブは終了。本編ラストの「Stairways」ではボーカルマイクが出なくなるハプニングもあったが、あえてマイクを通さないパフォーマンスを瞬時に選択するというライブにおける吉川友の腹の据わり方に、観客からの声援は一段と大きくなり、会場のボルテージはむしろ上昇し続けていた。
吉川友はこの後、10月24日より舞台『勇者セイヤンの物語(仮)』の上演が控えている。