吉川友、露出衣装好きが多く「男って簡単だなー。」

吉川友 オリジナル ライブレポ

『吉川友 LIVE 2023 の夏きっか』と題された吉川友のワンマンライブが、9月16日に渋谷にあるLOFT HEAVEN(ロフトヘヴン)にて開催された。

 

ここ最近の吉川友のワンマンライブといえば、表参道GROUNDでの実施が多かった。しかし、この夏、表参道GROUNDはリニューアルのために一時的にクローズ。というわけで、今回のライブは彼女自身初となるLOFT HEAVENでの開催となった。ちなみに吉川友、天井から幾重にも布が垂らされて洞窟のような雰囲気を醸し出すこの会場の雰囲気がいたく気に入った様子で、リハーサル時から退館まで事あるごとに「またここでライブしたい。」と口にしていた。

夏きっか

夜公演のスタートは、グルーヴィーなテイストの「ざっくばらんなサヴァイヴ」から。きっかバンドの横ノリなリズムが集まった観客を心地よく揺らすと、これまた攻めたベースラインとドラムのリズム隊が曲の雰囲気をしっかりと構築する「URAHARAテンプテーション」へ。ライブ映えする曲の連続にオーディエンスからコールが発生したり、いつぞやの台湾公演のように吉川友に跪いたり。一言で言えば、ライブは冒頭から興奮の坩堝だ。

 

フリフリor露出。「男って簡単だなー。」

また、この日のきっかの衣装は「選んでみたら会場にもマッチしていた。」と本人が語るオフショルのワンピース。普段、自分で衣装を選ぶ時には、蛍光色といった原色系な色味を選びがちというきっか。「でも今回、これ着た時にときめいちゃって。“男が好きなフリフリ衣装”にしてみました。……みんな好きでしょ? うちの社長も好きなのよ、こういうの。衣装のフィッティングの時に、この衣装着たら、男性陣からの反応がよかったの。女の子たち、こういうのがモテるらしいよ。」と、今回の衣装を関連した男ウケする洋服について熱弁を振るう。

 

吉川友

ところが「バンドメンバーもこのフリフリ系好きですか? ……このフリフリ系か、ギャルみたいに露出しているのかだったらどっちが好きですか?」と、きっかバンドの面々に話を振ると、バンドマスターでもあるギターのオータケコーハンは「露出。」と即答(そしてほかのバンドメンバー及び男性陣の多くはコーハンさんの発言に黙って頷く)。その発言を聞いて、きっかは「男って簡単だなー。」と呆れ顔だ。

 

吉川友 LIVE 2023

ちなみに、「でも私も私服ではデコルテを出すのがすごい好き。」と語っていた吉川友なので、この日の私服の写真も載せておく。確かに首周りがざっくりと開いた黒Tに、ボトムスは異素材の黒という組み合わせ。ラフに合わせつつもなかなかレベル高めのおしゃれコーデだ。

 

「若い子には負けないように私はよくやるよ。」

アカシックの理姫、奥脇達也を紡いだ「チャーミング勝負世代」のロックチューンがライブに勢いを生む。そうかと思えば、「TO BE…」「暁-yoake-」の珠玉のバラードでは、きっかは目を閉じてしっかりと歌い上げる。「若い子には負けないの!」のフレーズに懐かしさを覚えた友フレも多かったであろう「華麗なる大変身」は、一体いつぶりのライブ披露だったかわからないほどのレア曲。古参の友フレにとって、今回のライブでのトピックのひとつだったことだろう。

「若い子には負けたくないよね。若い子には負けないように私はよくやるよ。……雨が降った時に日焼け止めを塗るのよ。そうすると肌が雨を弾くの。それで『あー、弾いてるー。』って。イカサマだけど(笑)。でも私、まだ弾きますよ。申し訳ないですけど肌は綺麗だから。」

Kikkawa You

 

ハロプロ25周年の「抱いてHOLD ON ME!」

そしてハロプロ25周年を記念して、モーニング娘。「抱いてHOLD ON ME!」のカバーを披露する。ボーカリストの力量をはかるには、ライブでカバー曲を歌わせてみるといい。吉川友の類まれなるボーカルスキルで披露される「抱いてHOLD ON ME!」に、観客も驚きと歓喜の声で応えていた。

 

「恋」「どんな時も笑顔で」と、バンドだからこそのグルーヴと、曲に合わせて振られる黄色い光や観客からのコールが心地よい楽曲が並ぶ後半戦。歌い終わって「今を生きてる人間に一番足りないことだよ、笑顔。」と、各地で緊張が高まっている2023年の世界を憂うようなコメントを彼女はサラリと残して、今度は代表曲「こんな私でよかったら」に。最近のライブで事務所の後輩・吉川茉優と一緒に歌ったり吉川茉優がこの曲をカバーしたりといった影響か、もしくはスツールに腰掛けての歌唱ではないからか、きっかはオリジナルの振りありバージョンでこの曲を披露する。

 

終わらない夏の盛り上がりとともに『吉川友 LIVE 2023 の夏きっか』終演

さらに「抱いてHOLD ON ME!」と同様に吉川友自身のアルバム『ボカリスト?』にも収録された松浦亜弥のカバー「LOVE涙色」、そしてラストの「NEO SUGAR SUGAR YOU」とつなぐ。夏の終わりのライブだからこそなのか、2023年の夏がいつまでも続くような盛り上がりを最後に生み出して、『2023の夏きっか』は幕を下ろした。

 

吉川友 LIVE 2023

 

なお吉川友は、11月6日(月)、16日(木)、20日(月)の3日間、LOFT HEAVENにて『吉川友 You!と歌っちゃいな!』と題したイベントを開催する。11月6日開催のvol.1に出演するのは、吉川友、吉川茉優、古谷柚里花。vol.2は11月6日に開催され、出演は吉川友、古谷柚里花、鈴木芽生菜。11月20日のvol.3は、吉川友、佐々木ほのか、鈴木芽生菜が出演。チケットは現在SNS先行販売中だ。

 

 

「来年の夏は露出でライブやろうかと思います。」

「謝謝。『2023の夏きっか』楽しんでいただけましたでしょうか。「浴衣でのライブが観たいな。」っていうファンの方もいらっしゃったので、来年の夏はライブをする時は浴衣で…………あ、ごめんなさい、(きっかバンドをはじめ、みなさんは)露出が好きでしたね。来年の夏は露出でライブやろうかと思います。」

「しかし、きっかバンドもみなさん忙しく、いろんなミュージシャンが入れ替わりでサポートしてくれているので、私の曲を弾ける方が増えているみたい。だから、ハロー!プロジェクトは25周年、私はまだ12、13年ですが、20周年の時とかに全曲披露ライブ、ありだよね。その時にお酒飲めばいいんじゃない? まあ続けていられれば、の話ですが。みなさんの応援あってこその吉川友の人生ですので、これからも応援よろしくお願いします。」

吉川友 LIVE 2023

◆吉川友 オフィシャルブログ
◆吉川友 Twitter

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