銀座で吉川友とぱいぱいでか美が新曲「都会のオンナ」初披露

吉川友とぱいぱいでか美 news_and_report

吉川友とぱいぱいでか美の新曲「都会のオンナ」が、1月13日にヤマハ銀座スタジオにて開催された吉川友の2020年初単独公演『YOU KIKKAWA NEW YEAR LIVE ~ LOVE 2020 ~』で初披露となった。

 


突然、降って湧いたように発表されたと感じたファン(友フレ)も多かったであろう本公演。いや、そもそも今回のライブは、2019年後半から年末にかけて立て続けに舞台への出演が決定していた吉川友のスケジュール的に、実施予定はなかったはずである。確か、本人が最終的にライブ実施を決断したのは、開催を発表した昨年末の彼女のSHOWROOM番組の直前で、ライブタイトルを決めたのは同番組の終了直後だったと記憶している。「舞台と稽古続きでしばらくライブがなかったし、これからも舞台が続くから、ファンの人たちのためにもこのタイミングで(ライブをしましょう)。」と、本人は(普段は滅多に見せることがない)しおらしいことを、当時、控室などで口にしていたが、とにかく本公演は“降って湧いたように”ではなく、2020年も引き続き舞台への出演が続く吉川友の活動が見えてきた中で(いや、それ自体は彼女にとっていいことなのだが)、一方で歌手としての活動を望んでいるファンのために、ギリギリ開催可能なのタイミングで(本人も関係各所も若干無理をして)、なんとか調整して実施にこぎつけた、というのが正しい解釈であろう。

吉川友

今回のワンマンもきっかバンドを引き連れてのステージ。バンドも手慣れたもので、リハーサルでは、きっかとマネジメントスタッフ、そしてバンドマスターの劔樹人(Bs)を中心としながら、音の粒をきっちりと重ねて職人たちがライブの音を作っていく。イレギュラーな音があるとするならば、それは時折、きっかがステージ上から絶叫する「(音が)高いー!」「無理!」といった弱音だけである。もっとも、無理だとかなんだとか言いながらも本番ではちゃんとキメてくるのが、自称“やればできる子”の所以ではあるのだけど(いや、もしできなかったとしても、それも含めてライブなんだからいいのだけど)。

 

吉川友ときっかバンド

 

少し落とされた照明の中で、バンドメンバーが配置につき、ドラムがエイトビートを刻む。強烈なバンドサウンドの中で吉川友もステージイン。「Stairways」でライブの幕が上がる。2ヶ月ぶりにバンドをバックに歌うきっかを煽るように観客はコールとクラップをステージに向けて浴びせていく。それがさらにサウンドをドライブさせ、「ハコの中のブルー」「恋愛遠慕」と続いていく中で、会場の熱量は飛んで跳ねて急速に高まっていく。

 

「もう月日は経ちましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。昨年2019年は暮れのほう、まったくライブできなかったので、みなさんもう忘れてるんじゃないかなって不安になってたんですけど、無事、今日1月13日にライブができました。本当にありがとうございます。」

 

新年の挨拶をしたのち、きっかは今回初めての会場となったヤマハ銀座スタジオに触れる。

 

「今回もバンドでライブをやらせていただくんですけど、(今日の会場は)天下のヤマハさんですから。もう(ヤマハ銀座)スタジオの、音の聞こえがいい! バンドメンバーのみなさんも思います? 弾いていて、“天下一品”だなって。」

 

なんとなくラーメンを食べたくなるような表現で絶賛し、さらに初めて吉川友のライブに訪れたという人が手にしていたペンライトがアップアップガールズ(仮)のものではないことを確認。一方、きっかと偶然駅ですれ違って気になってライブに来たという女性ファンに対して「(私、)男といませんでした? 大丈夫でした?」と、本来ならば、別のアイドルの目撃情報に対して吉川友が投げかけるような、そんなギリギリな質問をなぜか自分でぶっこんでいく。彼女のアグレッシブな姿勢は2020年も変わらないようだが、気づけば吉川友もソロ活動10年目。デビュー当時の10代の女の子ならばまだしも、今年の誕生日で28歳である。

 

ま、そんな話はどうでもいいとして、昼公演ではここで“大親友”のゲストが登場する。「(仲井)優希ちゃーん」という、芸名ではなく本名で呼ばれてステージに登場したのは、芸名・ぱいぱいでか美こと仲井優希さん。「今日のきっかのMC、ノープランすぎるでしょ! 裏でスタッフさんたちと大笑いしてました。」と、ふたりは話しながら、もはや伝説のコラボユニットともいえるGAM(松浦亜弥・藤本美貴)「Thanks!」のカバーを歌唱。さらに吉川友にぱいぱいでか美名義で全世界配信された「可哀想なオンナ」「最高のオンナ」を立て続けに披露した。

吉川友とぱいぱいでか美の新曲「都会のオンナ」

「最後の曲は、なんと新曲でございます! 今日お披露目です!」

 

ぱいぱいでか美がそう切り出して、フロアに詰めかけたオーディエンスからは大きな驚きと期待の声が上がる。新曲「都会のオンナ」は、「これまでなかったような曲を」という吉川友の事務所社長からのリクエストを受けて、ぱいぱいでか美が作詞作曲。彼女がインド歌謡にすべきか迷ったあげく、そうではなく、ふたりの地元である茨城と三重に共通するローカル感をラップに乗せたヒップホップテイストの新曲が2019年大みそかに出来上がった。もっとも、舞台の本番に向けての稽古が入っているきっかと、テレビをはじめとしたメディア出演で多忙のぱいぱいでか美だけに、発売日や発売形態は未定。レコーディングもこれから行なわれる予定となっている。

 

吉川友とぱいぱいでか美の新曲「都会のオンナ」

 

“吉川友キャップ”を被ったふたりが放つ田舎あるあるのフロウに、ハンズアップで応えるオーディエンス。「すごいノリやすい楽曲で、みんなでワッツアップってやりながら空気の重たいところで歌いたいですね。」ときっかが話せば、でか美は「全然聴いてもらえないようなところであえて歌うのが粋かもしれない。」と、これに同意する。これまでの吉川友のライブとは少し毛色が違うピースフルな空間は、2020年、ソロデビュー10周年を迎える彼女のステージで目にする、もしくは体感する機会が増えていくことだろう。

 

吉川友

 

ぱいぱいでか美こと仲井優希さんとのコーナーが終わると、ひとつギアを上げたような疾走感をともなって後半戦へと突入する。「Make YOU!」「Candy Pop」「チャーミング勝負世代」と、歌声と演奏とコールが複雑に絡み合った音がフロアを乱反射。突き刺すようなサウンドがオーディエンスへと襲いかかると、「URAHARAテンプテーション」の地を這うベースが赤に染まった空間を艶かしくギラつかせ、そして銀座が吉川友に跪く。

 

吉川友

 

17分25秒の壮大な組曲「花」から「第三楽章 〜コスモスへの祈り〜」。ハロー!プロジェクトの系譜、ハロプロのDNAが流れ込んでいる吉川友が持つ、アイドル界隈屈指の歌唱力を持ってしても歌と格闘する姿を見せたこの曲。今回も壮大に披露したのち、本編最後は自身が初めて作詞に挑戦した「Yellow Butterfly」。ハロプロといえば、2020年からライブ会場におけるジャンプが禁止となったが、きっかのライブではジャンプ可能。過去にはジャンプ禁止の会場で本人がステージ上からジャンプを煽ってしまい、逆に友フレに制止されるなんて珍事もあったが、そのくらいにジャンプ推奨であり、ラストも「舞い上がれ 翔べっ!!」と歌い上げた吉川友であった。

吉川友

空気を変えて、アンコールできっかはハイスツールに腰を下ろし、ベントラーカオルの鍵盤に乗せてデビュー曲「きっかけはYOU!」をしっとりと披露する。

 

「今年はどんな年になるかわかりませんが、占いでは2020年はどん底だって言われまして。いいことだけを耳に入れて信じることにしているのですが、たとえ闇に飲み込まれたとしても微かな光を信じて頑張って生き抜いていこう。そういう年にしたいと思いますので、みなさま応援よろしくお願いします。」

 

なおこの日、吉川友は「Stairways」から「こんな私でよかったら」まで、ライブの定番曲やアコースティックバージョンにアレンジした既存曲など全15曲を歌唱し、1時間半にわたってオーディエンスを魅了した。また、アンコールのMCでは、次の単独公演が3月14日のホワイトデーに柏PALOOZAにて開催決定したことを明らかにしている。

 

吉川友とぱいぱいでか美の新曲「都会のオンナ」

吉川友とぱいぱいでか美の新曲「都会のオンナ」

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